研究報告Report

視覚幅と判定幅の不一致がタッチポインティングにおける判定幅利用に及ぼす影響


Journal: 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume:2026-HCI-218

Number:13

Pages:1-7

Source URL:https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/records/2009996


Published:

Publisher:情報処理学会


Keywords:pointing / motor width / touchable area


Abstract

GUI には視覚的に提示される幅(視覚幅)と,実際にタッチと判定される幅(判定幅)が一致しないターゲットが存在する.タッチインタフェースでは,ユーザは経験を通じて判定幅を学習するまで,視覚幅のみを目標と仮定し,不必要に慎重な操作を強いられる.一方で,判定幅が拡大されていることを認識すると,ユーザは判定幅に依存したポインティングを行うことが報告されている.しかし,タッチ操作において,ユーザが判定幅を知覚していく過程はこれまで十分に検証されておらず,判定幅拡大の効果は視覚幅や拡大量に依存する可能性がある.本研究では,視覚幅と判定幅を制御し,それらがユーザのポインティング基準および操作性能に与える影響を実験的に調査した.その結果,全体としては判定幅依存の傾向が確認された一方で,特定の条件では判定幅のみではパフォーマンスを十分に説明できないことが示された.