研究報告Report

カーソルが進入できないノッチがポインティングの操作時間に与える影響


Journal: 研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

Volume:2022-HCI-200

Number:37

Pages:1-8

Source URL:http://id.nii.ac.jp/1001/00221974/


ISSN:2188-8760


Published:


Keywords:ポインティング / カーソル / ノッチ


Abstract

MacBook Pro(2021)画面上部のノッチ領域には,カーソルが進入できる.しかし,カーソルの一部や全部が隠れてしまう.この影響でノッチが操作時間を増加させることを,筆者らは先行研究で明らかにした.そして本稿では,ノッチを「カーソルが進入できない領域」とした方が良いと提言する.ノッチの外縁でカーソルが留まるため,ノッチと隣接したターゲットを高速に選択できると考えられるからである.実験 1 では,現行のノッチの仕様で,「ノッチに進入する戦略」よりも「ノッチを回避する戦略」が望ましいことを示した.実験 2 では,ノッチを「カーソルが進入できない領域」に変更した場合,ノッチと隣接するターゲットを速く正確に選択できるようになることを示した.